この当たり前の事を当たり前にこなす事が、プロに依頼する最大の利点と言って過言ではありません。
当たり前に機能する選挙カー作りは平坦な道のりではありませんでした。
選挙では大勢の方が出入りします。また皆さん高揚なさってますので本当に思わぬトラブルが起きるのです。
参考までに弊社で経験したトラブル例をマイクに限ってごく一部をご紹介します。
- 雨の中でマイクを使って故障。
- マイクケーブルでマイクを手繰り寄せたり、ドアにケーブルを挟んで引っ張り断線。
- ワイヤレスマイクの混信、誤作動(都会では頻発)。
- マイクのブランドが「プロ用じゃない」と怒る他社手配ウグイス嬢。
上記の様に「本当!?」みたいなトラブルが頻発します。
弊社黎明期では選挙カー実務経験不足によるハード面の不具合もありました。
先輩候補者の話で「近所の看板屋と電気屋にたのんで作ったよ。」という類の話を頻繁に聞きます。
この話を聞くと、選挙カーはどこでも調達できるような気になります。
しかし本当にどこの業者が製作しても選挙カーは同じなのでしょうか?
選挙カーには、公職選挙法・道路運送法・道路交通法・・・など様々な法律が絡んでいます。
特に新人候補者はこういった事情に明るくあるません。
仮に法律の勉強をしても法律文面だけでは知ることに出来ない地域それぞれの選挙実務が行われています。
許可申請作業での思わぬつまずき、公費助成の容認程度、進行日程の違いなど法律範囲内の運用だとしても各市町村区によって異なります。
(住民票の取り方も各市町村区で違いますよね・・・)