下町トラス奮闘記

たった2回の実物検査で当初の目標をクリアしたと思う方もいるかもしれない。

実物検査と言うのはとてもコストがかかる検査方法である。基本的には製品の破壊を行う。

開発中の試作品は自動車であると1台1億円以上する。こ ...

下町トラス奮闘記

2018年12月試作品がようやく出来きた。

主材と呼ばれる長い材料は強度を上げるため檜(ヒノキ)を使用。主材同士をラチス材には軽量化を図るため杉(スギ)を使った。

設計段階では分からなかったトラスを同士の連結部 ...

下町トラス奮闘記

2018年の年末。初期設計が佳境にあった。大まかなデザイン方針が4パターン。これらそれぞれに細かい検討事項が数十か所あった。考えなければならない事が山積みだった。しかし解決が出来ると言う状況下では僕のエンジニア魂はフルアクセルになって ...

下町トラス奮闘記

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今まで木製トラスと言うもの無かったのかと言えば、実はあった。しかしそれは建築用を意識したものが主流であり、デカくてゴツイ、丈夫さに徹した物であったり、アルミトラスの持つ組み立て解体の利便性とは程遠い物であったりしたのだ。

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下町トラス奮闘記

僕は自分がかつてイベント業を始めたころ機材はほぼ全部木製で自己製作していた事や、工場や作業場も自分で作成していたので、木材の加工のしやすさや保存性の高さへの実感が培われていた。

西洋では石材を、近代文明では金属材を重んずる ...

下町トラス奮闘記

F氏は長年木造住宅の設計建築を総合的に手掛けてきた超ベテランである。しかし現在の流行は日本伝統を重んずる木造住宅から遠ざかっている。

かつては多くの工員で賑わっていただろうその広い工場を現在はほぼお一人で管理なさっている。 ...

下町トラス奮闘記

2018年春に千葉でイベントを主催したいと言う老紳士と出会った。この方をF氏と申し上げよう。いつも通りの初回顔合わせを行った。何やら僕の事を気に入ってくれたらしく、ある日杉で出来たブロックを見せてくれた。聞けばそのF氏が所有する工場で ...

下町トラス奮闘記

僕は高校生の頃からイベントが大好きでイベント会場設営の事業を20年以上やってきた。

イベントでは様々な機材を取り扱う。その中でも特に専門的に取り扱っているのがアルミトラスと言う機材だ。

展示会会場やステージの屋 ...

下町トラス奮闘記, 新製品開発

長年アルミトラスで培った経験と知識を元に
地元千葉市で木材加工と建築を長年営む有限会社新生住光様と装飾構造兼用の木製トラスの共同開発に2018年11月より着手しております。
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当初開発目標コンセプト ...